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Channel: 日鏡月鏡
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ヘアリーベッチ播種(*^_^*)

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無肥料栽培とはいえ、実際には肥料に代わる対策を施していたりするようです。
冬水田んぼだと米ぬかを播いてから水を張ったりするようですし、水を張らない場合でも大豆くずなどを細かくして散布したりするようです。
ウチの草田んぼはどうしたら良いものか考えていたのですが、3年ほど前にヘアリーベッチ(hairy毛深い vetch空豆科植物)の種を10kg購入して未使用状態でしたので、さらに追加購入して播いてみることにしました。

ヘアリーベッチはマメ科植物で、空気中の窒素や炭素を根っこの所に固定してくれる働きがあります。
その能力はもの凄く、10アールあたり窒素Nで20~25kg、炭素Cに至ってはその11~12倍近くにもなり、二酸化炭素に換算すると実に1トン近くも固定するそうです。
よって、全く肥料を使わずに肥料分を得ることになります。
空気中には窒素Nが80%近く存在しているのもにかかわらず、窒素肥料を使う農業なんて落第だと仰っている方がおられましたが、こういうものを活用すればよいのですよね。

●一般的な土の構成材料 :Si>Al>Fe>Ca>K>Na>Mg
●一般的な植物の構成材料:C>O>H>N>Ca>K>S>Mg>P>Na
http://blogs.yahoo.co.jp/nikkyougekkyou/33677931.html

あまり効き過ぎても問題が生じるので、適度なところまで成長したら鋤き込む必要があるみたいです。
秋田県大潟村辺りで5月10日位が鋤き込みの適期だそうです。
さらにヘアリーベッチは、一年生雑草の発芽を65%程度阻害するアレロパシー(Allelopathy他感作用→植物間で有害又は良好な影響を与え合う)効果があるのだそうです。
もともと、陸草が繁殖しているところでは水草が繁茂しにくいようですが、そういうのも期待しています。


というわけで、草田んぼが余りにも酷いので、実は一週間ほど前に表層5cm以内を耕耘していました。
そこにボカシと混ぜたヘアリーベッチの種を播きましたが、風が少し吹いていてボカシがすぐに飛ばされてしまいましたので、それ以降は種だけを合計15kgほど播いてかき混ぜました。
どのように成長し、どう影響を及ぼしていくのか楽しみではありますね(*^_^*)

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